パートナーの電話番号、実は言えない人が多数
まず、皆様に問いかけたいのですが、パートナーの電話番号を、何も見ずに正確に言えますでしょうか? スマートフォンが手元にない状況を想像してみてください。
今回の調査では、「パートナーの電話番号を、何も見ずに正確に言えますか」という質問に対し、正確に言えると答えた人はわずか38.7%にとどまりました。つまり、6割を超える方が、自信がないか、スマートフォンなどを確認しないと正確な番号を答えられないという結果でした。

私も、この結果を見て「ドキッ」としました。普段の生活では、スマートフォンの連絡先アプリに頼りきりですから、パートナーの電話番号を記憶しておく必要性を感じることが少ないかもしれませんね。しかし、災害時にはスマートフォンの充電が切れたり、端末が故障したりして、連絡手段が断たれてしまうリスクがあります。公衆電話や他の方の電話を借りるような状況になった時、愛する人の連絡先が言えないというのは、とても心細いことではないでしょうか。
必需品の保管場所も、半数以上が把握できていない
次に、もし災害が起きたとして、パートナーの「パーソナルな必需品」がどこにあるか、ご存知でしょうか。例えば、常備薬、メガネ、コンタクトレンズ、女性であれば生理用品など、いざという時に手に入りにくいものはたくさんあります。
調査では、これらのパートナーの必需品の保管場所について「十分に把握できていない」と答えた人が54%に上りました。(「自信がない」と「全く知らない」の回答を合算)

非常食や水など、誰にでも必要なものは準備していても、パートナー個別の「これがないと困るもの」までは、夫婦間で十分に共有されていないケースが少なくないようです。私も妻の常備薬がどこにあるか、予備のメガネはどこにしまってあるか、改めて考えてみると、自信がない部分があることに気づかされました。
さらに、家庭の防災備蓄について「中身を二人で定期的に確認している」という方は、わずか10.7%でした。多くの場合、どちらか一方が管理しているか、あるいは購入したまま放置されているといった現状が見えてきます。

「情報の備蓄」と「防災力」の相関関係
今回の調査で特に興味深かったのは、いくつかの防災行動の間に相関関係が見られたことです。
パートナーの電話番号を正確に覚えている人は、相手の必需品の保管場所も知っている割合が74.2%に達する一方、電話番号を覚えていない人では23.2%と低い結果でした。また、防災備蓄をしている人の割合も、電話番号を覚えている人では83.6%と高く、覚えていない人では42.9%でした。

この結果は、パートナーの情報をどれだけ把握しているかという「情報の備蓄」が、防災への備え全体の厚さと連動していることを示唆しているように思えます。日頃からの夫婦のコミュニケーションが、いざという時の「防災力」に繋がるのかもしれませんね。もちろん、これは相関関係であり、電話番号を覚えれば備蓄が増えるという直接的な因果関係を示すものではありませんが、非常に示唆に富む結果だと感じました。
愛する人を知る「情報の備蓄」を始めませんか
日本ロマンチスト協会は、今年の「防災の日(9月1日)」に、「愛する人の情報を備蓄する」ことを提案しています。

具体的には、次のようなことを試してみてはいかがでしょうか。
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パートナーの電話番号を、見ずに言えるか確認する
- スマートフォンを伏せて、お互いの番号を言い合ってみるのも良いかもしれません。大切な人の連絡先を記憶することは、最も身近な「情報の備蓄」の第一歩ですね。
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「これがないと困るもの」、答えられるか確認し、保管場所を共有する
- 相手の常備薬、メガネ、コンタクトレンズ、生理用品などの必需品と、その保管場所を共有し合ってみましょう。いざというとき、代わりに手に取れるようにしておくことは、とても安心に繋がります。
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備蓄の中身を二人で開けてみる
- すでにある防災備蓄を、二人で一緒に開けて点検してみるのも良い機会です。お互いがもしもの時に「安心できるもの」「あったら嬉しいもの」が入っているか、パーソナルな視点で確認し、必要に応じて見直すのはいかがでしょうか。
日本ロマンチスト協会も、「相手を知ろうとすることは、防災であると同時に、大切な人を想うことそのものだと思います」とコメントしています。防災というと、ついモノの準備に意識が向きがちですが、愛する人を知ることもまた、大切な防災の一つなのですね。夫婦のコミュニケーションが、もしもの時に大切な人を守るための確かな「そなえ」になる、という視点は、私たちに新たな気づきを与えてくれます。
調査概要
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調査名:夫婦の防災と「情報の備蓄」に関する実態調査
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調査対象:全国の既婚男女300名(20〜49歳、男女各150名)
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調査方法:インターネット調査(Freeasy)
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調査時期:2026年8月20日
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調査主体:日本ロマンチスト協会
日本ロマンチスト協会とは

日本ロマンチスト協会は、恋愛・冒険・官能・追憶・祝福・創造・幻想──7つの視点を軸に、「ロマンティック」という視座から、社会を問い直し、未来を構想するシンクタンクです。
公式サイト:
https://japan-romance.com/
さて、皆様。いかがでしたでしょうか。賢作でした。
今年の防災の日は、ぜひパートナーと「情報の備蓄」について話し合ってみてはいかがでしょうか。普段の何気ない会話が、もしもの時の大きな安心に繋がるかもしれません。お互いを深く知ることが、愛する人を守る第一歩となることを願っています。


