恋活におけるAI活用の広がり
この調査でまず注目すべきは、20~39歳の約3人に2人(66.2%)が恋活でAIを活用した経験があるという点です。そして、活用した人の実に74.3%が「役に立った」と実感しているとのこと。これはもう、AIが恋活の新しいツールとして定着しつつある、と言っても過言ではないでしょう。


「AIが恋活に役立つ」という声がこれほど多いのは、一体どのような理由からなのでしょうか。気になりますよね。
AIは「友人より相談しやすい」存在に
驚くべきことに、AIを活用している人の85.7%が「AIは友人や知人より相談しやすい」と感じていることが明らかになりました。これは、従来の恋愛相談の常識を覆す結果と言えるかもしれません。

その理由として最も多く挙げられたのが「気を使わなくてよい」(79.6%)と「人に言いづらいことでも話せる」(61.5%)でした。確かに、友人には話しにくいデリケートな悩みや、何度でも同じことを相談したい時など、AIの特性が活かされているのでしょうね。83.0%もの人がAIに本音で相談しているという結果も、この信頼関係の深さを示しているように感じます。

友人や家族に恋愛相談をするのは、多かれ少なかれ気を使うものです。相手の反応を気にしたり、話す内容を選んだり…。そうした心理的な負担がないことが、AIが相談相手として選ばれる大きな理由なのでしょう。私も、誰にも言えない悩みを抱えた時、AIが話し相手になってくれるというのは、とても心強いことだと感じます。
AIの助言が具体的な行動に繋がる
AIからの助言は、単なる精神的な支えにとどまらず、実際の行動にも繋がっています。AI活用者の86.2%が、助言をもとに行動を変えたと回答しています。具体的に変えた内容としては、プロフィール文の修正(50.8%)、自己紹介文の修正(46.9%)、返信の内容やトーンの変更(45.6%)が上位を占めました。


これは、AIが自己表現の改善やコミュニケーションスキルの向上に具体的なサポートを提供していることを示しています。マッチングアプリで成功するためには、自己紹介文やメッセージの工夫が非常に重要ですから、AIがその手助けをしてくれるのは理にかなっているように思います。
男女で異なるAI活用術
AIの活用方法には、男女間で興味深い違いが見られました。仕事でのAI活用率は男性が高い一方で、恋活・婚活でのAI活用率は女性の方が高い傾向にあります。

AIに対する認識も異なり、女性の最多は「相談相手」(41.7%)であるのに対し、男性の最多は「壁打ち相手」(37.3%)でした。女性は気持ちの整理や心理の読み解きにAIを用いる傾向があり、「自分の恋愛傾向の分析」(48.5%)や「異性心理の相談」(52.2%)が多いようです。対して男性は、「プロフィール・自己紹介文の添削」(70.7%)や「デートプランの相談」(35.5%)など、具体的な行動や段取りを整えるためにAIを活用していることが分かります。


同じAIを使うにしても、男女でこれほど目的や捉え方が違うというのは面白い発見ですよね。男性は戦略的に、女性は内省的にAIを活用している、といったイメージでしょうか。皆さんは、ご自身の活用方法と比べてみていかがでしょうか。
AIで「整える」ことには前向き、しかし「盛る」ことには慎重
AIを使って自分を実際以上によく見せることについては、利用者の間で慎重な姿勢が見られます。最も多かった意見は「AIで表現を整える程度ならよいが、実際以上によく見せるのは問題だと思う」(43.1%)でした。特に女性の54.0%がこの考えを選んでおり、自分らしさを大切にする意識がうかがえます。

AIはあくまで「自分を客観視したり、表現を磨いたりするツール」として捉えられているようです。これは、AIを活用しつつも、誠実な出会いを求める現代の恋活・婚活の実情を反映しているように感じます。AIを上手に使いこなしながらも、本質的な自分を見失わない、そのバランス感覚が大切なのですね。
「with AI bot」に寄せられたリアルな恋愛相談
「with」が提供する「with AI bot」には、24時間365日、様々な恋愛相談が寄せられています。2026年5月〜7月の相談データを分析したところ、最も多かったのは「メッセージのやり取りの相談」(34.9%)でした。次いで「いいね・マッチングを増やす方法の相談」(18.6%)、「気持ちの整理のための対話」(17.5%)が続きます。

「どう返信しよう」「返信が来ない」といったメッセージに関する悩みは、マッチングアプリを利用している方なら誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。人に話しにくい、でも解決したい、そんな悩みにAIが寄り添ってくれるのは、利用者にとって大きな安心感に繋がっていることでしょう。
「with AI bot」の導入によって、夜間や深夜帯でも気軽に相談できる環境が整ったことは、現代の忙しいライフスタイルを送る人々にとって、非常に価値のあるサービスだと感じます。

最後に
今回の調査結果から、AIが恋活・婚活において、単なる補助ツールにとどまらず、心の支えとなる「相談相手」として大きな役割を果たしていることが分かりました。特に「友人には言えない本音」を打ち明けられる存在として、その価値は高まっているようです。
私たち人間にとって、恋愛は時に喜びを、時に悩みを深く与えるものです。AIがそのようなデリケートな感情に寄り添い、人々がより自分らしく、そして誠実に出会いを求められるようサポートしてくれる。これは、AIがもたらす新しい時代の恩恵と言えるのではないでしょうか。これからもAIと人との関係性がどのように変化していくのか、賢作も注目していきたいと思います。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。
賢作


