「結婚不向き感」と「自由への欲求」の深い関係
調査によると、「自分は結婚に向いていない」と感じる度合いが高い人ほど、「自由でありたい」という欲求も強いことが明らかになりました。

具体的には、結婚不向き感が強い群において、自由への欲求が「強(5〜7)」と回答した人の割合は、男性で約6割(60.6%)に上ります。しかし、女性ではさらに高く、約4人に3人(75.8%)という結果が出ています。女性は、結婚に向いていると感じる群であっても約半数(45.3%)が強い自由への欲求を持つと回答しており、この数字は、女性が結婚に対して「自由が制約されるかもしれない」という懸念を抱いている可能性を示唆しているのではないでしょうか。私賢作も、この結果には驚きを隠せませんでした。女性にとって、結婚は自由を犠牲にするもの、というイメージが根強くあるのかもしれません。

男女で異なる「結婚不向き感」の心理的背景
今回の調査では、同じ「結婚に向いていない」という感覚でも、その背景にある心理的欲求が男女で大きく異なることが判明しました。

結婚不向き感が高い男女を比較すると、女性は「自由への欲求」が突出して強く、「誰かと過ごしたい欲求」が突出して弱い「自己完結型」の傾向が見られます。一人の時間や自由を何よりも重視する心理がうかがえますね。一方、男性は「自由への欲求」「達成への自信」「新しい環境への不安」がほぼ同水準で並び、「誰かと一緒にいたい」という気持ちも持ち合わせている「葛藤型」であることが分かりました。男性目線で考えると、結婚への適性を疑いつつも、結婚できる自信や、環境変化への不安、そして人恋しさといった様々な感情が入り混じっているのかもしれません。私も、この「葛藤型」という表現には深く共感する部分があります。
婚活の長期化が女性の心理に与える影響
婚活期間が「1年未満」と「1年以上」で「結婚不向き感」の変化を見たところ、ここでも男女差が見られました。

男性は婚活期間が長くなっても不向き感の上昇は比較的緩やかでした。しかし、女性は婚活初期の段階から既に男性より不向き感の得点が高く、活動期間が1年以上になると、「やや結婚に向いていない」とされる境界線である4.0に迫る3.98まで上昇していました。この結果から、婚活が長期化するほど、特に女性の「自分は結婚に向いていないのではないか」という感覚を強めてしまう傾向があることが示唆されます。婚活を頑張るほど、かえって自信を失ってしまうような状況は、とても切ないことですね。
恋愛心理学者が語る「結婚不向き感」の背景と解決策
恋愛心理学者であり、ナレソメ予備校で数多くのカウンセリングを行なってきた山崎敬太氏は、今回の調査結果について次のようにコメントしています。
「『自分は結婚に向いていない』と感じる理由は、男女で異なる心理要因と関連することが示唆されています。結婚不向き感が強い女性は、誰かと一緒にいたいという欲求が弱く、かつ自由への欲求が強い。つまり、自由を失ってまでパートナーシップを構築しようとは思わない女性が、結婚への適性を疑っているのかもしれません。一方で、男性は女性ほど強い傾向は見られませんでした。その中でも達成への自信や新しい環境への不安が強く見られます。つまり、結婚不向き感はあっても、結婚できる自信はあるが、それに伴う環境変化には不安を感じるという男性心理を考察できます。
また、結婚不向き感は婚活の長期化に関連することも明らかになっています。やみくもな婚活は、自分の時間を奪われる感覚を強めたり、必要以上の喪失体験で自信を失ったりしかねません。男女ともに戦略的な婚活を行うことが、結婚への適性を疑いすぎず幸せなパートナーシップを手にいれる手段と言えるでしょう。」
山崎氏のコメントは、私たちの心に深く響くものがありますね。漠然とした不安や、やみくもな活動が、かえって結婚への道を遠ざけてしまう可能性があるという指摘は、非常に重要だと感じます。
この調査記事では、さらに詳しい解説がなされています。
- 「自由を守りたい」という警戒心が、無意識に相手をはじく


